転職エージェントは使うべき?使わなくていい人・使った方がいい人の違い

2025.03.13

転職活動のアドバイス ニュース


転職活動を始めるとき、エージェントを使うべきかどうか迷う方は多いと思います。
 

「余計な求人を押し込まれるのでは」「自分で探した方が早いのでは」という不安もあれば、「ひとりで全部やるのは大変そうだ」という気持ちもある。どちらも正直な感覚だと思います。
 

この記事では、エージェント側の立場から率直に書きます(使わなくていいケースも含めて)。
 

エージェントを使わなくても大丈夫なケース


 

まず、エージェントが必ずしも必要ではないケースから。
 

行きたい企業が明確に決まっている場合。
志望先がはっきりしているなら、企業の採用ページから直接応募したり、知人を通じたリファラルで進める方が早いことがあります。エージェントを介さなくても、自分で動ける範囲で十分にカバーできます。
 

情報収集・書類作成・面接対策・年収交渉をすべて自分でこなせる場合。
転職経験が複数あり、選考の進め方に慣れている方であれば、エージェントなしでも問題なく進められるでしょう。
 

転職サイトのスカウトだけで十分な選択肢が集まっている場合。
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト等のスカウトで自分の希望に合った求人が届いているなら、そこから進めるのも一つの手です。
 

エージェントを使った方がいいケース

一方で、エージェントを使った方がスムーズに進むケースもあります。
 

自分の市場価値がわからない場合。
自分の経歴がどのくらいの年収帯で評価されるのか、どんなポジションに応募できるのか。これは客観的なフィードバックがないと判断しにくいものです。エージェントとの面談で、転職市場における自分の立ち位置を把握するだけでも価値があります。
 

転職経験が少なく、選考の進め方に不安がある場合。
書類の作り方、面接での受け答え、複数社の選考スケジュールの組み方、年収交渉。初めての転職だと何から手をつけていいかわからないことが多いので、伴走してくれる存在がいると安心です。
 

年収交渉や条件面の調整を第三者に入ってもらいたい場合。
自分から「もう少し年収を上げてほしい」と言いにくい場面は多いものです。エージェントが間に入ることで、企業との交渉がスムーズに進むことがあります。
 

非公開求人にアクセスしたい場合。
ただし、ここは正直にお伝えしておくと、ほとんどの求人は転職サイト等で公開されています。「非公開求人がたくさんある」というのは、少し期待しすぎかもしれません。ただ、年収が高い方、マネジメントポジションに就いている方、専門性の高いスキルをお持ちの方については、公開されていない求人が存在するケースはあります。
 

「エージェント経由だと企業にお金がかかるから不利」は本当か

 


ネット上では「エージェントを通すと企業が紹介手数料を払うので、直接応募の方が有利」という意見を見かけることがあります。

結論から言えば、これはほぼ気にしなくていいです。
 

エージェント経由の採用費用は確かに安くはありません。ただ、企業からすると、候補者を探して選考対応をするという業務をエージェントにアウトソースしているわけで、そのコストは織り込み済みです。「紹介手数料が高いからこの候補者は採用しない」という判断をする企業はまずありません(少なくとも私は出会ったことがありません)。
 

企業が採用を決めるのは、候補者がポジションに合っているかどうかであって、どのチャネルから応募してきたかではありません。エージェント経由かどうかで合否が変わることは、基本的にないと考えて大丈夫です。
 

大手エージェントと小規模エージェントの違い

エージェントを使うと決めたとき、次に悩むのが「どのエージェントを使うか」だと思います。大手と小規模では、性質がかなり違います。
 

大手エージェント

求人数は圧倒的です。幅広い業界・職種・年収帯をカバーしているので、選択肢を広げたいときには強い。

一方で、法人担当とキャリアアドバイザーが分業制になっているため、求人の背景や企業の雰囲気まで深く把握しているかというと、担当者によってばらつきがあります。また、最近はAIや自動マッチングで求人が届く仕組みが増えていて、紹介される求人の精度が高くないと感じる方もいるかもしれません。大量の候補者をさばく構造なので、一人ひとりに時間をかけた丁寧なサポートを期待するとギャップを感じることはあると思います。
 

小規模・特化型エージェント

特定の業界や年収帯に深い知見を持っていて、担当者が企業の採用背景まで把握しているケースが多いです。経営者やCTOと直接つながっていることもあり、求人票には載らない情報を持っている。紹介する求人の数は少ないですが、1件1件の精度は高い傾向があります。
 

ただし、小規模エージェントの中には、ゴリ押しで決めにくるタイプの担当者がいるのも事実です。候補者の意向よりも成約を優先するような進め方をするエージェントは、残念ながら少なくありません。大手の方がそうした担当者は少ない印象があります。
 

美容師さんに似ている

わかりやすく言えば、大手チェーンの美容院と、独立した美容師さんの違いに近いかもしれません。大手チェーンは品質が一定レベルで安定しているけれど、こだわりのスタイルに仕上げてくれるような腕の立つ人はそう多くない。一方で独立した美容師さんは、癖はあるけれど腕は確かで、自分に合えばずっとお願いしたくなる。
 

エージェントも同じで、どちらが良い悪いではなく、自分との相性です。大手で幅広く求人を見つつ、特化型で深掘りする——という併用もありだと思います。
 

福岡で転職する場合のエージェント事情

福岡での転職を考えている場合は、少し事情が変わります。
 

大手エージェントでも福岡の求人は扱っています。求人数で言えば大手の方が多い。ただ、福岡本社のスタートアップや中小企業は、大手エージェントではカバーしきれていないケースがあります。
 

福岡に拠点を持つエージェントであれば、企業の社風やオフィスの場所、通勤事情まで含めた情報を持っています。特にUIターンで首都圏から福岡への転職を検討している方は、福岡に住んでいるエージェントに相談した方が、求人だけでなく生活面のリアルな情報も得られます。
 

福岡へのUIターン転職についてはこちらの記事でも詳しく書いていますので、あわせてご覧ください。
 

まとめ

エージェントを使うかどうかは、「どちらが正しい」という話ではありません。自分の状況に合った手段を選ぶことが一番です。
 

行きたい企業が決まっていて、選考の進め方にも慣れているなら、エージェントなしでも十分にやれます。一方で、市場価値のフィードバックがほしい、選考のサポートがほしい、条件交渉を任せたいといった場合は、エージェントが力になれます。
 

使うと決めたら、希望条件とペースをはっきり伝えてください。エージェントに任せきりにするのではなく、主体的に活用する姿勢が、良い転職につながります。
 


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